風速45メートルの風の中



けやき館は2月で5年目

全く未知の仕事

経営の知識はほぼ皆無

業界の後ろ盾もなく

「2年やってダメなら閉める。」

家族とそんな約束でカウンセリングルームを開いた


開業はじめてのワークショップ風景



難病が悪化して仕事が続けられず退職

失明する可能性が高い と

医師がいつ伝えようか考えていたと後日知る

(お陰様でそんなことにはならなかったが・・・)

この時期の自分の精神状態は説明するのは難しい


私はユングのタイプ論では内向型

心的エネルギーは内側に向かう

悪化するだけの症状について外側に答えを求めない


ここから受け取る意味は何か

これからどうすれば良いのか

何が起こりどう対処すべきか

自分の内側に問い続けるが

明るい未来の想定が浮かぶ事はない

こんな絶望的な思いは

外見からはわからなかったそうだ


「風速45mの向かい風に身体を斜めにして必死に立っている。」

「あと1mでも強くなれば、もう・・・耐えられない。」


師匠に訴えたことがある


この言葉を口にしたら涙が溢れて自分でも驚いた

本当にギリギリだったのだろう


人のこころは自分が耐えられないことをよく知っている

だから、自分で気が付かないように守ってくれる

それと同時に感情も封じ込むのであるが

いづれ向き合うしかなくなる時がくる

それが何時になるのかは人それぞれになる



風速45mの中にいる・・・

今、あなたはどうやって立っているのだろう・・・

どうやって立ち続けているのだろう・・・


私を理解しようとした師匠の質問


私はどうやって立っているのだろう・・・


そこから固く閉じた扉が開く

静かに深く自分に向かい合い始める


理解しようとする質問は

単純にわからないことを聴いている

カウンセラーの興味ではなく

クライアントが見ている風景を

一緒に見ようと質問している


クライアントは自分の風景をもっと見ようとして

自分の内側に丁寧になりフォーカシングし始める


C・ロジャースのカウンセリングの特徴

フォーカシング

自分の内側に触れてわかっていく過程


セルフカウンセリングで実践した技法

自分がギリギリだった状態だったからこそ

一番良い体験をしたと思う


フォーカシングは

自分のこころの深い部分

自分の本質、エッセンスに触れる体験

本当の自分に触れることで

自分らしさを取りもどすことができる


理解されたい = 理解する


カウンセリングは

人と人とのシンプルな関係から生まれる

ひとときのいのちの輝き