倚りかからず

もはや

できあいの思想に倚りかかりたくない

もはや

できあいの宗教には倚りかかりたくない

もはや

できあいの学問には倚りかかりたくない

もはや

いかなる権威にも寄りかかりたくはない

ながく生きて

心底学んだのはどれくらい


じぶんの耳目

自分の二本足のみで立っていて

なに不都合のことやある


倚りかかるとすれば

それは背もたれだけ


倚りかからす

茂木のりこ 詩集「おちこぼれ」より


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自分の足で立てるようにできているはず

こころについている足


誰かに取りすがって

立つことを放棄していないか


立てないことにしていないか


立ってしまってはいけないのか


たまに聴いてみた方が良い…