感性は錆びます…


若い頃
お金もないのに
ニコンの一眼レフを買い
モノクロばかり写していた

私には
世界がそう見えていたのだと思う

世界は
ちぐはぐで
矛盾だらけで
制止画像のようだった

心理的に離人傾向があったのだろうと思う


内側に心的エネルギーが向かう
ユングで言うと内向型

自分の感性にさえ
疑いを持ち
内側はいつもナニかと戦っていたように思う  相手は何だったろう


感性は

放置すればするほど錆びる

当たり前の丸さは円熟ではない

自分が自分を失ってるかどうか
写真を撮すことで
確かめているような気がする


自分の内側に響かせて見る
自分の内側の目で見る

そこに自分は居るか?


放置して
錆びてしまって
また研ぐ

そんなことを
随分してきた

この歳になると
自分を何者なのかを
自分に言っておかないといけない

決して自分以外にはなれない
もう分かっているだろう?
自分を生きるしかないのだと


感性は錆びる

錆びたら分からなくなる
自分が何者かを
わかるためのメッセージは
あまりに微細

だから
研いでいないといけない

自分が何者かを
知って生きるために