一人でいる能力がない今の人・・・


今の人は一人でいられない


大先輩がよく言う


「せっかく一人の時間があるのに

スマホばっかり見てる

あれは一人でいることができないのでしょうね・・・」



人と人が目に見えるカタチで

繋がっていないと不安

置いていかれる気がして嫌

今の若い方は

一人で自分を保つことが難しくなっているように私も思う


自分の中に自分がいない

空っぽの自分の内側を埋めるかのように

ナニカをしていないと気が気でない

不安で不安でいられない


そういう自分を自分で支えるために

自分の内側を鍛えることも必要なのだが

鍛えるべき自分がそもそも見つからない


若い方の苦しみは

自分不在

にあるように思う



自分は何者か

と問う以前の問題

育てるべき自分の姿が分からない


自分がここにいるという

存在についての実感が希薄になっている


大勢の中で大勢と一緒に

強い人の考え方に反感を持ちながら

反感を持っている自分のこころに気づけない


自分不在

実感するナニカがない


ある時に思いもよらない場所で

自分が爆発したりする

何故爆発したのかわからないが

爆発した自分に怯え

更にひとりでいられなくなる


爆発は怒り・激昂とも限らない

耐えられない悲しさや

どうしようもない不安

悔しさ、寂しさ・・・

振り回されて

コントロール不能になる自分を発見し棒立ちになる

爆発とはこんな状態

自分の感情の力に棒立ちになること


自分一人で自分をどうにかできない

だから、誰かの言葉を頼りに生きていく

そんな風にして自分を支えるが

空っぽの自分に侵入したナニモノカに変わるだけである


そういう自分を

存分に持て余して

半ば呆れて

頼りなくヨロヨロと進む


一人の時間にすることは

こんなことくらいであるが

自分を呆れているもう一人の自分の存在を確かめられるだろう

持て余し、呆れて、嘆き、文句を言い

そして

労う・・・


人の言葉ではなく

自分の言葉でブーたれてみればいい

誰かの意図に自分を任せない

誰かの言葉は

決して自分の言葉にならない

己の言葉で己を言う

一人の時間でしかできない


勇気を持って

自分を持て余してみればいい

その先に

未知のナニカに出会うかもしれない

可能性を信じることができればの話しではあるが・・・