魔法使いはいない


現状が認められない

こんなハズではない

環境が悪い 相手が悪い

自分と世界が合わない


私の力はこんなものじゃない

私の力を出せないでいるだけだ


だから

この場所は違う

別な場所に行けばいいのだ

私を認めて称賛してくれる場所がある


何処へ行こうと

結果がどうなるかは自分が一番知っている

そうやって何度も探してきた

自分が「輝ける場所」というモノ

その場所さえ見つかればいいのだ

そこに行けないから輝けないのだ

根拠のない確信めいたモノ


行きたいけれど地図がない

行きたいけれど案内人がいない

行きたい自分を邪魔するモノまである

私は悪くない

だって、こんなに苦しんでいる

こんなに苦しいのだから

私は特別な人間




事実は何ですか?




こんな時の答えは足元にあったりする


苦しい時 辛い時 悲しい時

きっと、誰だって逃げ出したくなる衝動が起こる

自分に起こったことが恨めしくなったり

世の中の理不尽を嘆くかもしれない


だらかと言って

魔法のような解決を待ったとして

世界が自分の思い通りになると考えて

何の努力もしないで自分の力が発揮できると信じて

何がどう変わると言うのだ


自分の頭の上の空から

そんな自分を見てみるといいだろう

そんな自分を見て何を言いたくなるだろう


そこで生きるしかない自分に

寄り添えるのは自分しかいない

歩いてきた道のりを振り返って

「ほうら、ここまで来たじゃないか」

と言えるのも自分しかいない


ここまで来た

ここまで自分の足で歩いてきた

誰かが側に居た時も居ない時も

転びそうになった時も

地面にのたうち回った時も

スキップした時も

自分の足で歩いてきたハズ


人は自分の足で立てるように出来ている


もう一度自分の足を信じて歩いてみてもいいだろう・・・


この世に魔法使いはいない

もう分っていると思う